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四月――。それは新たなるはじまりの季節。
桜舞うマジックアカデミーとて例外ではない。
新しい生活に胸をときめかせる生徒達の群れの中に物語の主人公である少年、カイルもいた。

「いやぁ、僕も今日から憧れのマジックアカデミーの一員なんですねぇ〜。気を引き締めて頑張りましょう」
校舎へと続く真っ直ぐ伸びた大通りの真ん中で、後頭部で束ねた群青色の長髪を風になびかせながら彼は呟く。
こうしてしばしの間少し肌寒いものの、この季節独特の陽気に包まれながら感慨に耽っていたのであった。

「きゃあ!」
しかしながらそんなひとときも小さな悲鳴と背中への衝撃により破壊された。
カイルははっと我に戻り、慌てて「だっ、大丈夫ですか!?」と悲鳴の主へ声をかけつつ後ろに振り向く。
そこには長めの金髪を二つの黒いリボンで束ねた小柄な少女が倒れていた。少女は埃を払いつつ、彼の差し伸べた手を無視して起き上がり、悪態をつく。

「もうっ!気をつけてくださる?道の真ん中に突っ立っているなんて非常識ですわ」
「す、すいません・・・」
「謝らないでいいですから、落ちた資料を拾ってくださる?」
資料を見ながら歩いていた彼女も悪いのであるが、二人はそんなことは気にもかけず散らばった資料を拾う。

「今後は道の真ん中でぼさっとしてないことね?あと急いだ方がよろしくてよ?それではごめんあそばせ」
少女は礼も早々にその場を立ち去ってしまった。
一人残されたカイルは彼女の背中を見送りつつ、ふとアカデミー内の時計塔を見上げると、その針がここでぼさっとしている時間が無いことを彼につげていることに気づく。
確かに大通りにはさっきと打って変わってほとんど人がいなかった。

「うわぁ!このままでは遅刻してしまいます!急がないと!」
こうして彼は走り出した。教室へと。そして新しい未来へと。

つづく




たゆんたゆん派な俺も期待せずには居られないw
続きを心待ちにしてます。
【2007/11/02 04:42】 URL | jet@ルキア #iU4puUNs[ 編集]
続きのネタはあるので、近いうちに公開できると思いますので、
しばし待たれよ。
【2007/11/02 21:40】 URL | ティルピッツ #-[ 編集]
 私の99%はアベカイへの愛で出来ています。
しかし、これを読んでみて今後の展開にwktkしてますw
頑張ってくださいな。
私にも文才が欲しいなぁ……
【2007/11/03 23:11】 URL | Lapis+ #U/7R.PXo[ 編集]
5日には第002回が公開できると思いますので、
お楽しみに。なんとかやり遂げます。
【2007/11/05 01:10】 URL | ティルピッツ #-[ 編集]














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